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日本語での評価レポートの公開方法およびLevel1セルフアセスメントの重要性について

本ブログでは、STAR Level1セルフアセスメントの重要性および日本語での評価レポートの公開方法について記述します。

2021年10月20日
CCM/STAR WGメンバー 諸角昌宏

クラウドサービスプロバイダが、提供するクラウドサービスのセキュリティ情報を公開することは非常に重要です。クラウドセキュリティにおける責任共有モデルにおいては、クラウドサービス利用者は、自身が管理するセキュリティとプロバイダが管理するセキュリティの両方を把握し説明責任を果たすことが必要で、そのためには、利用するクラウドサービスのセキュリティレベルを把握する必要があります。これは、利用者がプロバイダに直接確認することで行えますが、たくさんの利用者を抱えているプロバイダが、利用者ごとの問い合わせに対応することは非効率です。そこで、プロバイダが、提供しているクラウドサービスのセキュリティ情報をあらかじめ公開することで、利用者は公開された情報に基づいてクラウドサービスのセキュリティレベルを把握することができます。また、プロバイダは、利用者からの個別の問い合わせに対応する作業を削減することができますし、セキュリティ情報を積極的に公開することにより、セキュリティをビジネス上の差別化要因とすることができます。

STAR Level1セルフアセスメントは、CSAが提供しているCAIQ(Consensus Assessment Initiative Questionnaire)に、プロバイダが自己評価した結果を記述し、それを公開するウエブサイト(CSA STAR Registry: https://cloudsecurityalliance.org/star/registry/)を提供しています。このCSA STAR Registryには、STAR認証が提供する3つのレベルの情報が公開されていますが、CAIQの評価レポートは、STAR Level1 セルフアセスメントとして公開されています。STAR Level1 セルフアセスメントのようなセキュリティの透明性に対する取り組みは、特に欧米のプロバイダは積極的に行っています。CSA STAR Registryには、1000以上のクラウドサービスが登録されていますが、その大部分がSTAR Level1セルフアセスメントとしてCAIQ評価レポートを公開しています。

CSAジャパンでは、日本のプロバイダが積極的にセキュリティ情報を公開できるように支援していきます。以下の2つのアプローチになります。

  1. 日本語CAIQ評価レポートの登録手順を日本語で提供
    STAR Level1 セルフアセスメントの登録手続きは、英語で行う必要があります。会社名やクラウドサービス名、およびそれらの概要等は、英語で記述する必要があります。CSAジャパンでは、日本語CAIQ評価レポートの作成から、STAR Level1 セルフアセスメントの登録までの一連の手順を日本語で記述しました。以下のウエブサイトを参照してください。
    https://www.cloudsecurityalliance.jp/site/?page_id=1005
  2. 日本語 CAIQ評価レポートを公開されているプロバイダとクラウドサービスの情報を公開
    CSA STAR Registryには、すべてのクラウドサービスの情報がアルファベット順にリストされています。この中から、日本語CAIQ評価レポートを公開しているプロバイダ及びクラウドサービスを探すことは難しいです。そこで、CSAジャパンでは、CSAジャパンのウエブサイトから、日本語 CAIQ評価レポートを公開されているプロバイダとクラウドサービスの情報を公開することとしました。以下のウエブサイトになります。
    https://www.cloudsecurityalliance.jp/site/?page_id=19811
    なお、日本語 CAIQ評価レポートを公開されているプロバイダ及びクラウドサービスをすべて把握することが難しく、このサイトの情報はCSAジャパンが把握できているもののみになります。日本語 CAIQ評価レポートを公開されていて、このサイトにリストされていないものがありましたら、以下のメールアドレスまでご連絡ください(注意: @の前後のクオーテーションを削除してください)。 info’@’cloudsecurityalliance.jp

以上