2015年 年頭のあいさつ (第三回)

2015年年頭のご挨拶、第三回は、CSAジャパン副会長の大和さんより投稿いただきました。


年頭ブログ(第三回)
CSAジャパン 副会長 大和敏彦

皆様、明けましておめでとうございます。

CSAジャパンも1周年を迎えることができましたが、これも事務局長、理事の方々、参加されている方々の精力的な努力によるものだと思います。昨年5月の CSA Japan Summit、11月のCSA Congress開催も成功裏に終わり、認知度も上がり、Working Groupでの活動も積極化しています。本年も活発な活動、それを通じた社会への貢献を期待いたします。

元旦の新聞でも大きく取り上げられていたように、ロボットやビッグデータの活用が広がり、IoTと呼ばれるようにネットワークで繋がる時代が訪れています。IoTでは機器やデバイスがネットワークを通じてクラウドに繋り、機器自身や機器に搭載されたセンサーの情報がネットワークを通じてクラウドに蓄積され、解析が行われ、その結果が再び機器にフィードバックされる複数の機器やシステムから構成されるモデルとなります。扱われる情報もヘルスケアでは、医療情報を始めとする個人情報が扱われたり、重要施設に設置された機器の情報が扱われたりするため、機密度の高い情報がより広い範囲で扱われるようになります。セキュリティの脅威も、サイバー攻撃では、ソニー・ピクチャーズエンタテイメントの例は特殊かもしれませんが、特定の相手をターゲットにした標的型攻撃のような悪質な攻撃が増えていることは事実です。ロボットや自動運転では、情報を扱った犯罪だけでなく、物理的な犯罪や破壊行為につながる可能性があります。いかに便利で効果のあるソリューションであっても、安全で安心して使えなければ、使われません。テクノロジーの進化の状況、それに伴うセキュリティリスクを理解したうえでソリューションの展開を図っていかなければいけません。

CSAジャパンは、1年ですが、CSA自身は2008年から活動を開始しており、グローバルに存在感を持つ組織です。これらを積極的に活用し、クラウド、ビッグデータ、IoTの時代に安心・安全を迎えられるように一層積極的な活動を行うことが期待されています。

 

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